wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

WebDAVシステム構築ガイド

私を含む3名による共著です。明日(12/19)発売になります。サポートサイトはこちら*1
いろんな経緯があり、結果として私が筆頭著者みたいな感じで言われることもありますが、私以外の方々も(むしろ私以外の方々のほうが?)それぞれの立場でいい仕事をしてくださいました。では以下に諸元を。


■書名
WebDAVシステム構築ガイド ――ApacheIISSubversionJakarta Slide
■著者
宮本 久仁男(みやもと・くにお)/山田 泰資(やまだ・たいすけ)/渡邊 剛(わたなべ・ごう)
■出版社
技術評論社
■ISBN番号
4-7741-1911-3 C3055
■価格
3480円+消費税
■ページ数
480ページ
■CD-ROM
1枚

追記:Amazonにも出たようです。ISBN:4774119113
ちなみに、著者名が間違ってるYO!(涙)

*1:すでに誤植や間違いをいくつか発見しています(汗)

情報流通に必要なもの

ええと、言ってることは正しい。正しいが…意識改革っていう言葉ほど、「言うは易く行うは難し」がぴったりくる言葉はないと個人的には思ってます。むしろ、「情報流通を促進する原動力となった場合」とか「有益な情報を広く知らしめた場合」のインセンティブを明示した方がよっぽどみんなそうする。
同種の仕事をしている学生時代とか趣味系の友人から話を聞くのは、「他の情報はほしいが自分の情報は出したくない」ということと、「そういうのが多くて結局社内で情報がたまらない」という2つのことなんだよね。
ただ、自分でもある程度の出血(ものによっては出血になるのかどうかも疑問だけど)もしくは出費をしないと相応の価値を持つ情報ってのは手に入らないわけで…。そういうことを言う輩に限って電話1本/メール1通で「情報くれくれ」と言うんではないかと…。でも、そんなこと言われても、たいていそういうので来るのは「これ、もしかしてえらい高価な情報なんじゃないの?」というあたりではないかと予測。結構グチ聞いてるんだよなぁ…。

情報流通に必要なもの2

誰からツッコミを受けたわけでもないですが…。
茶化してみたものの、別にツールに「宇宙空間におけるジ○ングの足」(笑)ほど意味がないとは本気で思っていません
ただ、本末転倒してるなぁ、と思ったわけで。
コメントにある「情報は仲間を呼ぶ」という意見には(若干の例外もあるけど)おおむね同意なんですよね。
仕事柄、アナリストとかコンサルの人と話をする機会が多いですが、本当にできる人は自分たちの持っている情報をきっちり出してきますし、こっちが持っている情報を出すと、むこうからもちゃんと関連したものが出てきます。
情報には情報でこたえる(情報に対する礼は情報で返す)というのはこの世界ありがちな話です。それが出来ない人が多いから、情報提供が商売やサービスとして成立するわけで、その部分を忘れて「くれくれ君」になるというのはちょっとなぁ…と思う次第。

情報流通に必要なもの3

だからといって、別に聞くのが恥ずかしいこととか思う必要はないのも事実。
聞くのが恥ずかしいのではなく、自分の手を動かして調べようとしないのが恥ずかしいというのが正しい。
はじめのころは、「その調べ方」すらもわからないというのが大半だったりするので、「何がどうなる」という事実関係だけを重んじるんではなく、そのプロセス(「何がどうなる」というのは「どうしたら」わかる(調べられる)のか)を理解するのが上達の早道。

情報流通に必要なもの4

ところが聞き方も難しく、単に「わからんからおしえろ」と当然のように1行(ないしは2行)で言い放つ人もいれば、「何をどこまでどうやったけど、それ以降がどうしてもわからない」的なことを書き添えて質問してくる方もいらっしゃいます。
前者は論外にしても、後者のようなスタイルで聞き方とか質問内容を工夫すれば、その内容そのものがまた新たな情報になる、というのは「質問する方」に知っておいて欲しいことではあります。
なお、前者は論外といいましたが、何をどう調べたが結局わからない的なことを添えておくと「ああ、アプローチがまずいんだな」と考える人もいらっしゃるので、自分がわからなくなった経緯をある程度わかりやすい形で提示するというのは重要なファクターになります。

情報流通に必要なもの5

結局、「情報は仲間を呼ぶ」んですよね。
「詳細な質問」という情報を出すと、「その詳細な質問に対する(的確な)回答」という関連情報が集まりやすくなる*1わけで…

*1:必ず集まるわけではありませんが…(汗)