wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

セキュリティ・キャンプ2013の応募

まだ期日はある.というか,迷うくらいならば前向きに悩んでみてほしい.応募用紙は逃げないから!*1
Twitter上で,いろんな方がいろんなコメントをしてくれてるけど,共通するのは「自ら手を動かせ」ということと「自ら考えろ」ということ.
別に何かの試験みたいに「何も見ないで答えろ」などという気はないし,むしろ(トライアンドエラーを繰り返して)手を動かしてみないとわからない内容ばかりだからw,手を動かすこと推奨.
坂井さんの2012年7月1日の日記が参考になるので,そちらもあわせて読んでみるといいかもしれない.

ただ…丸投げはいかんよw.
丸投げしても,(正解みたいなものは返ってくるかもしれないけど)丸投げの結果返ってきた内容が正しいとは限らないし,その内容が正しいことを誰が担保するのかもわからない.

少々厳しいことを言うが,「やったから報われる」とは限らない.でも,自分が何もない状態で何もやらなければ,得られるものは何もない.オレとかが求めるのは,今できる人というよりは「明日なろう」と手を動かし,最善を求めることができる人であり,今の時点でその最善が「これならこっちの考えてる内容についてこれるかな」と思わせる人である.少なくともそこまでは最低限求める.

そういう人が多い場合には,相対評価という形になってしまう.これは限られた人数しか受け入れられない以上はしょうがないところだ…*2

*1:悩んでるうちに締切は迫り,そして過ぎていく

*2:昨年のネットワーククラスの倍率は,10倍超えていた…(要は100人超えてたということ)

セキュリティ・キャンプ2013の特別講師

今年の特別講師は,以下の方々.

  • 大橋充直氏(横浜地方検察庁相模原支部支部長検事)
  • 井上大介氏(NICT ネットワークセキュリティ研究所サイバーセキュリティ研究室室長)

大橋検事は,ハッカー検事という名前のほうが通りがよいのかもしれないがw,セキュリティ・キャンプの黎明期からお世話になっている方であり,サイバー犯罪の実情や技術に造詣が深い法曹実務系の方である.
井上さんは,nicterNIRVANA,そしてDAEDALUSと,攻撃の可視化を進化させてきた中心人物の一人と認識している.また,ビューティフルビジュアライゼーションに「付録A サイバー攻撃のビジュアライゼーション」を寄稿して,サイバー攻撃見える化を紹介している.

なんでこの時期に特別講師の公開をしたのか?というと,「どうしようか悩んでいる人たち」の背中を押すためとしか言い様がない.さまざまな形で準備作業を前倒しにしている中で,出せる情報は出していこうという試みの一環と捉えていただいても構わない.

こちらとしては,こういう準備をしてます.こういう準備をしている取組にあなたも参加してみませんか?という呼び掛けを,具体的に経過や状況を示すことで行なっているわけだ.

募集は前倒しになり,締切も前倒しになった理由

理由は簡単で,「どれだけ期間を取っても,ほとんどの応募が最後の数日に集中する」という経験則があるからw.
ただ,募集期間があまりに短すぎたり,主だった情報が出揃うのが締切ギリギリだったりすると,応募する側も困る*1
なので,応募するかどうかを判断するために必要な,各クラスでの実施内容は,募集開始時には全部出せるようにした(そして全部公開した).
特別講義はどちらかというと,クラスの実施内容とは独立した部分である.もっとも,各クラスの内容と並行して検討するだけのリソースも時間も確保が難しい状態だったので,「そちらが落ち着いてから」いろいろと取組を開始した,というのもあるが….

*1:そして,応募数に影響が出る(というか出た実績が過去にある)