査読論文の難しさ〜何をもって新規性を主張するか〜
言いたいこと:ひたすらサーベイ!
新規性を主張するためには、地道なサーベイをひたすら行う必要があります*1。サーベイの結果と自分の提案をつなげるものが、新規性の主張だと思ってます。
要は…
- 先行研究の概要チェック
- 先行研究が抱える課題の指摘
- 自分の提案がその課題にどうこたえるか
というように、自分の提案が客観的にどう新しいのか?というのを述べる必要があるわけです。そのためには、とにかく関連しそうな論文や、その論文がリファレンスとしている論文/文献を読みあさるしかありません。ここでヘマると、せっかく書いた論文が「すでに既知のモノ」とかいう評価になってしまうわけです。眠い目こすって休日もあくせす実験やそのまとめをしたりして、それこそ死ぬ思いをして書き上げた論文が、先輩研究者に認めていただけるか、それとも門前払いでゴミになるかの大半は、サーベイの綿密さ/分量で決まると言えます。
最近は、Google Scholarなどという便利なものがありますが、論文を見つけたとしても、その内容を読みとかなければなりません。とにかく時間がかかります。
時間に限りがあるので、読めといってもあまりたくさんの論文を隅々まで読むのは現実的ではありませんので、読み方には注意を。
*1:オレの場合はここでけつまずいて3年とかかかったわけですorz