wakatonoの戯れメモ

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Parallels Plesk Remote Exploit(ちなみにZero-Day)

Parallels Plesk Panel(以下Plesk)とは,Webサーバのコントロールパネルを提供するソフトウェアだと思えば間違いないだろう.
Parallelsといえば,仮想マシンモニタのParallels Desktopを思い出す人も多いが,このベンダはいわゆるクラウドコンピューティングに関連する製品やサービスを発表・展開しているところである.その一環で,Webベースのコントロールパネルソフトウェアをリリースしているように見える.

で,表題のExploitは,Pleskが動作しているWebサーバに対してリモートで任意のPHPコード実行を引き起こすというものだ*1
開発者はこのExploitをPlesk 9.5.4, 9.3, 9.2, 9.0, 8.6で確認したとあるが,これらのバージョンはかなり古い.そして,Parallels Plesk Panelのサポートライフサイクルを見ると,上記バージョンのうちサポート対象となっているのはPlesk 9系であり,最新バージョンは9.5.4.そのPlesk 9系も延長サポート終了が2013年6月9日となっている.要は「もうすぐ終了」というものだったりする.
ちなみにPlesk 8は,2012年9月1日に延長サポート終了となっている.

いきなりZero-Dayを送りつけるのはどうよ?というのはあるのだが,もうすぐ(というかあと数日で)サポート終了というのが1つのトリガになっているように見えなくもない.

*1:とはいえ,full-disclosureでは,「動かねえよ」という投稿も見られる.