wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

手離れの良い研究〜自分以外にも理解者を作ること〜

研究に限らないが,自分以外の人にもその意義を認めてもらい,その後を引き継いでもらえるようにする,というのは大事なことだ.
このために必要なことは,

  • 一見して意義をわかってもらえそうなケースを想定する
  • 見た目もきちんと作る
  • 他者が使えるようになるまでは,きちんと支援を行う

ということだろう.

こういう話をするとたいていの場合,「大量のドキュメント」がセットになると思われがちなのだが,個人的には「大量のドキュメントを読まないと理解できないような研究や技術/実装」ほど苦痛なものはない.
大量のドキュメントはあくまで「使い方を理解するのに役立つもの」であって,理念やケースについてはそれこそ1枚絵とか,数枚程度の資料で充分理解を促せるものでなくてはならない.
他者をその気にさせて,やる気を出してもらえた後に「これ使えるようになるためには…」とステップバイステップでネタを出していくことが必要なんだろうと感じる.

…さて,オレもこういうモンを作らなきゃと思うわけだ.