wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

セキュリティ・キャンプ2013の応募で残念な結果だった方々へ(4)〜自分の目的のために手を動かすということ

まだ「これ」という分野に行き着いていない,もしくは自分でそういう分野があると自覚していない人は,そういう分野を見つけてほしい.
あくまで個人的な感覚ではあるが,そういう分野を見つけた人が,さらなる知見や見方を身に着ける手伝いをするのが講師陣の役割であると心得ている.
お金も人も潤沢にあれば,あらゆる人に対してそういった手伝いを行えるとは思うのだが,残念ながらセキュリティ・キャンプという取組にはそんなに大きな力はないw.
となると,日々何かを追い求めて自分なりの蓄積を行い,講師陣に対して応募用紙というインタフェースを通じて見せてくれた人に対しての取組となる.これはもはやしょうがないところといえる.
セキュリティ・キャンプは最終目的ではなくあくまで手段であり,通過点である.キャンプのために何かをするというよりは,自分が取り組んでいることに有用であるものを得るためにキャンプに参加する,というように考えてほしい.セキュリティ・キャンプという取組のために何かをするのではなく,自分がやっていることをさらに加速させるためにこの取組に参加する,という考え方を持ってほしい.
やる気があって手を動かしている人に対しては,現時点で提供できる最高のものを渡せるはずだ.今回選に漏れてしまった人は,そう考えて動いてもらえれば幸いである.