wakatonoの戯れメモ

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紙経由の情報漏洩を防ぐためには、紙そのものを減らすしかない

USBメモリでも、ノートPCでも、暗号化を施しておくことで、(完全ではないにしても)紛失/盗難即情報漏洩という憂き目には遭わずに済む。暗号化しない、という場合にはもはやしょうがないわけだが、それはどちらかというと、「まぁ盗まれてもしょうがないか」という情報しか入ってないか、この期におよんでまだ「オレは安全」神話の中の住人を決め込んでいるかのどちらかだろう。
さて、問題は紙だ。技術的な解決方法が用意されている分、USBメモリやCD-R、ノートPCなどを使うほうが「まだ安全なんじゃないか」という錯覚さえ起こさせる。
ところが紙は「情報が印刷されて、手に取れば見える」ことが最大の利点である反面、管理者の制御を離れた場合、手に取る人によって入る情報を制御する、ということがきわめてやりづらい。
もちろん、スパイ的な暗号を使ったりという話になればまた事情は変わるが、「誰もがわかるような内容が書かれた紙」が、制御を離れた(紛失した)瞬間に、その紙に書かれてる内容は漏洩したも同然である。
じゃ、どうするか?
制御不能になる(紛失する)可能性がある場所やタイミングでの紙の存在を消し去る(要は外では紙を持ち歩かない)ということになるのだ。
もちろん、紙を持ち歩く時の移動手段を(タクシーでもなんでもいいけど)限定された手段にする、てのはあるけど、いかんせんカネがかかる。じゃ、どうすればいいのか?