wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

せきゅぱこ雑感〜なんで遠くに出かけるの?〜

せきゅぱこ雑感」と書いてるけど、あまりせきゅぱことは関係ない話w
今回は、せきゅぱこのspeakerとして函館まで行ってきました。で、オレ自身、東京周辺に住んでるにもかかわらず、わざわざなんで遠くに?と思われる方もいるかもしれませんが、これには理由があるのです。

こうするようになったバックグラウンドとして、オレ自身は東京周辺に長いこと住んでる(東京都内に通算30年以上、下町に3年程度、横須賀に5年程度)ってのがあるのですが、以下のようなことはやっぱり感じます。

  • やっぱ便利。機材の調達や資料(書籍ね)の調達がやりやすい
  • 志を同じくする人たちと会いやすい

一方、かれこれ3年以上前からセキュリティキャンプにかかわってて痛感したのは、以下のような感じのこと。

  • 地方に住んでる子が多い
  • そういう子たちは、たいていの場合どこか地域では浮き上がっている(よくもわるくも)
  • そういう子たちは、何かを渇望している

もちろん、首都圏に住んでる子たちも多いわけですし、才能というかやれること・実績については、首都圏だの地方だの関係ないわけなんですが、物理的な環境については、僕自身が「東京周辺に住んでて感じたこと」を感じることが出来ない(要は不便)というあたりで強烈なハンデを背負っていたりします。
とはいえ、僕自身が地方云々を語るのはお門違いだし(汗)、そもそもそういうところを変える力も持っていません。
また、キャンプに参加するような子たちは、地域以外のところで仲間を見つけてることも多いけど、普段の生活のベースで仲間を見つけられない(仲間を見つけられないまでも、自分がやってることを容認してもらえる状況にもならない)、なんてこともあったり。それこそ「セキュリティ」というと「ハッカー→コワい人」という連想が出てくる、という笑えない話もあったりします。

でも、そういう子たちに(自分が持てる)ノウハウややってきたことを伝えることは出来るわけで、幸か不幸か、オレにそういうモンを伝えられてしまった子たちがいたりするのも事実w

正直なところ、高校を卒業するまでの移動範囲/行動範囲はものすごく限られてて、そうそうあちこちに出歩くのも厳しいのはわかってたり。これは最近だと、沖縄にいる子たちと話をして痛感したところ(あたりまえだけど、外出してよい時間やある程度の持ち物/経済力は、親が決めているところがあります)。

じゃあ、僕自身のお財布の中身(経済的理由)と機会(時間的・心理的理由)の都合はあるけど、折り合いがつけばこっちから出向くwというのが、僕が飛んでる理由でもあったりします。時間的な理由が折り合わないと、経済的理由(あたりまえですがたいてい自腹。たまに呼んでいただけることもあります)がついてもNGということもあるし、逆にお財布の中身が厳しいと、時間的な折り合いがついてもダメということになったりもします。
もちろん、単に行って遊んで帰って、という話でもいいんですがw、僕自身がそれなり*1の専門性を持ってるので、「じゃあ行ったついでに(?)そういう話でもすっか」となる。

…もちろん、ここまで書いてきた中にあるような「逆境を跳ね返すパワー」がある子もゼロではないのですが、そういう子はやっぱりまだまだ少ないってのも現実。
となると、表になかなか出てきづらい子がもっともっと表舞台に出てきやすい状況を作り出すのが肝要なのではないか?というのもあったり。

とかまぁ、そんなことをぼんやり考えると、「ある程度僕自身の条件が折り合えば」飛んじゃうわけでw
正直、この試みが実を結ぶか否かなんてのはわからないけど、こういうことを考えて実践する人が少しでも増えればいいんじゃないですかねー。

もしかしたら、id:amachangが実践してること*2を、自分が出来る範囲で出張してwやってるだけなのかもしれないですが、まだまだオレ自身の活動は零細w

…道は長いよー(汗

*1:ホントにそれなりですw

*2:いきなり名前出してすいませんorz>amachang