wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

現在進行形の口蹄疫…まず真っ先にやるべきだったことの1つは「現場に多少なりども安心していただく」こと

長島忠美議員による質疑応答(だよね?)を聞いたけど、やっぱり災害の現場を知っている人の言葉は重いと知った次第。
オレなんかは、とあるw現場対応を長いこと*1経験してきたけど、現場で気をつけてきたことを挙げると以下のようなことが挙げられる。みんながいる場を守る、という目的を達成するために、

  • 不必要に現場の人たちを刺激しないこと
  • 可能な限り「公平に穏便に」対応を進めること
  • リスクによる不利益を最小化し、現場にいる人たちの納得感を得ること
  • 現場における不安要素を「積極的に」排除し、安心してもらい、落ち着いてもらうこと

少しかぶるけど、まぁこんなところ。あくまで例ね。

自分らがきちんと対応出来る条件を作る、てのはあるけどあくまでそれは手段。
ちょいと考えればわかるかもだけど、ホントに必要なのは「場を守ること」であり、そのためにはその現場にいる人たちの協力は不可欠である。
しかし、現場にいる人たちと協力するためには、自分と現場の人たちの間に「信頼関係」を築き上げる必要がある。地道な信頼関係なくして、「場を守る」などということができようはずがない。

で、信頼関係を築くために必要なことは、もうそれこそ「パフォーマンス」とか「偽善」とかいわれようとも、「少しでもよくなる」ようにあがくしかないのよ。王道はない。

…何が最善かを考え、動き、現場の理解を求め、立ち回る。
敵も味方もない、場を守るために考え、それぞれの立場で出来ることをやる。

美談にするつもりはかけらもないが、今回の口蹄疫関連の話では、おそらくパフォーマンスとかなんとかヤジられるのを承知で動いた議員の方々がいる。その一人が衆議院議員江藤拓氏。

もう誰が誰だかという感じはするけど、こういう時こそ政権担当政党は「現場で陣頭指揮を取り」「国を挙げて」「与野党の関係なく動く人を動かし」最悪の事態に立ち向かうという姿勢が必要だったのではなかろうか。もちろんそのためには、有用と思われる進言には耳を傾け、現場のためになることを推進し、現場の信頼を得るということが必要なのだ。

踊る大捜査線の青島のセリフ「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」は、いつになっても忘れちゃいけないこと…。

*1:15年くらいか?