wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

論文誌投稿から採録通知までの(心臓によくない)3ヶ月間

ほとんどイレギュラーなパターンではありましたが、不採録の通知をいただいてから数日で論文を修正し、別の論文誌に投稿を行いました。
論文誌の査読自体は、数ヶ月オーダーでかかる(結果通知まで半年とかいうのも珍しい話ではない)ものと理解していたのですが、恐ろしいことに

投稿から2ヶ月足らずで査読完了していた

というのを確認しました。さすがにこれにはビックリです。
以前投稿した際は、2ヶ月経過した時点で「査読者の割当が終っていない」「まだ査読中」というのがあたりまえだったのですが、今度は「委員会審議待ち」というステータスに。
これは、論文そのものは査読が終わっていて「あとは編集委員会での議論や承認をまつだけ」という意味だと理解したのですが、「なんぼなんでも早過ぎるだろ」と。この時点で実は「不採録」を覚悟していました。

…それから1ヶ月以上、待ち状態となるわけですが、正直生きた心地がしませんでした。
ところが…査読結果が届いてみてびっくりしたのは、結果のところに「採録」としか書かれていなかったこと。出来すぎだろ。というか、極端過ぎます。

査読コメントを読んでも、ネガティブなことは何一つ書かれていませんでした。ということで(?)、最初にその取組みの着想を得てから3年以上(場合によっては4年近く)が経過し、ここに結実したことになります。
論文の著者も、私と指導教官の先生だけ。
あたりまえといえばあたりまえですが、仮説も評価プログラムも何もかも、自分でゼロから作り上げ、先生との議論を経て自分の持論を確立し、まとめ、投稿して、研究者としての先輩方にその成果を認めていただいたわけで、嬉しくないわけがありません。