wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

BCP/DRを考える…といってもなぁ(1)

セキュリティを生業にしている者として、BCP(事業継続計画)/DR(災害時復旧)は、どうしても考えなければならないネタになっていたり。

そんなことを考えていたら、震災の時に、東海第二原発を停止させた時のお話が。

この話を読んで思い出したのは、オレ自身が3年以上前に書いたネタ。

原発の例なんぞはまさに「一刻を争う緊急対応」だったわけで。原発の運用について、検索エンジンでネタを引っ張る人はいないとは思うのだけど、運用でやるべきことを理解して手を動かしていないと、なかなか実地で動けないというのも事実。

とはいえ、経験則だけで手を動かしていると、「JCO臨界事故の教訓と課題」の中にある「総合評価会議報告書各章の要約と提言」第1章に書かれているような、(言ってしまえば)オーソライズされていない作業手順が横行しかねない。

正しい知識や知見、考え方を、自分のものにした人たちが知恵絞って作る手順や、作成された手順が有識者によるレビューを経ることの意味は、「経験則」と「正しい知識や知見、考え方」を合体させ、作成されたものの有用性を高めることにある。

検索エンジンに頼ったり、検索結果をコピペするwのではなく、自分が身につけた知識の総量を増やし、経験を積み、作成したものの評価をきちんと行うのが、(遠回りのようでも)正しいと知るべきかと思う。