SAT〜直し方があるんだから直してみよう
GNU ProjectのFTPサーバを見るも、GASのバグ付きのバージョンが最新だったりします。
とはいえ、アセンブラそのものの修正は微々たるものであり、新しいブツが出てくるのを待つまでもなく自分で直せそう。
ただ、SATのスクリプトが想定している配置に置くのは、SATのスクリプトに任せたほうがよさげ。なので、本件の修正については、以下のような方針を立ててます。
- SATのスクリプトを逐次修正
- GASの修正
SAT自体は、アーカイブは保持していますがビルドのためのソースツリーは、インストールが終わるとSAT自体が消しちゃいます。出来ればさまざまなコンパイルのための設定〜インストールは、SATのスクリプトを実行するだけで済ませたい。
とりあえず、ビルド出来るかどうかチェック&ビルドのためのソースツリーを消されたくないので、
こうすることで、binutils-2.11のツリーはまんまのこります。
次に、binutils-2.11の修正ですが、このあたりに書かれてます。コンパイルするために必要なのは、以下のファイルの修正です。いずれの修正も、1ファイルごとにだいたい1行くらい追加するだけ。
- include/opcode/arm.h
- gas/testsuite/gas/arm配下のarch7.d、arch7.s、attr-march-armv7.d