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うーん…いろいろ追い詰められて…(ぁ
技術士ニ次試験(筆記)に臨んだオレ自身の前提条件
オレ自身,実にものぐさかつ欲張りなので,「○○のためだけに備える」ということを全くやる気がありません(ひでえw).
ということで,一貫してたのは
- 出願時点の実力(技術的知識,応用能力,表現能力)を維持する
- 試験のための特別な勉強はしない
- 受験する技術部門に関連した知識は,仕事や趣味の中で蓄積する
ということです.
要は「筆記試験のために何か特別な勉強はしない」ということでした.
そのかわり,日常業務や趣味の中で,疑問に思ったことやわからない言葉が出てきた時は面倒がらず調べて自分に取り込む,ということはやっていたつもりです(スマートフォン万歳w).
技術士2次試験の願書の注意(1)〜「業務経歴票」は,過不足なく
ある程度まとめてもいいとは思いますが,自身が「技術士としての修行をしたといえる」業務経歴を書きましょう.
オレの場合は,幸いそういう業務に従事した期間が長かったので,業務経歴に含める内容に困ることはありませんでした(これが後で自分の首を絞めることにw).
技術士2次試験の願書の注意(2)〜「業務内容の詳細」は,適切な分量(720文字)で説明できる業務を選ぶ
これは,業務経歴に列挙したものの中から1つ選んで,詳細を書くというものです.
「当該業務での立場,役割,成果等」をきちんと書ける業務を選び(複数ある場合は「自分が一番説明しやすい業務」を選び),720文字で書ききる必要があります.守秘義務があるのでいろいろと書きづらいところもあるかもですが,そこは工夫次第でどうとでも書けますし,実際オレは技術的要素に着目して,立場や役割,そして成果について何をどう駆使して課題解決に至ったか?を説明してます.
技術士二次試験(筆記)に必要な準備(1)〜「ものごとを書いてまとめる」に慣れること
オレ自身,日記も書くんですが,それ以上にやってたのは「特定のトピックを追いかけてサマリを作ったり,自分なりにまとめたり,考察を加えたりする」ということでした.
その結果はいろんなところで使ってるんですが,この種類の訓練というか営みは,10年以上やってます.
1000文字行かない程度〜2000文字程度で何かをまとめるってのは,仕事としても普通にやりますし,そうでないところでも普通にやってます.しかし,このことをきちんとできないと,合格どころか回答するということそのものが大きなハードルとなって立ちはだかります.
技術士二次試験(筆記)に必要な準備(2)〜手書きを意識して,慣れた筆記用具を揃えること
技術士の試験って,午前の選択問題(マークシート)はいいとして,午後はトータル4200文字程度の字を書くことになるので,多く手書きするための準備は十二分に行う必要があります.
僕の場合は,以下のモンを準備してました.
- プラチナ万年筆のプレスマン(速記用シャープペンシル(芯は0.9mm))×2本
- 替芯(当然0.9mm)
- トンボ鉛筆のプラスチック消しゴムMONO×1個(現地で2つに切って使った)
- 定規等の類
プレスマンを選んだ最大の理由は,高校生時代から使ってて,手に馴染んでたから.MONOも同様.
技術士二次試験(筆記)に必要な準備(3)〜過去問くらいは見ておこうw
過去問見ておこうといっても,試験制度がこの数年は結構変わってるのでw,過去数年程度分を見てスタイルを把握する程度です.
僕の場合は,2006年あたりで一度問題をざっと眺めてて,2012年にも受験して落ちてるのでw,「まぁこんなもんか」というのがアタマに入ってましたが,初めて受ける人はきちんと見ておくべきです.
技術士二次試験(筆記)に必要な準備(4)〜普通に試験を受ける時の準備くらいはしておこう
これは大きくは以下のとおり.試験会場まで遠いなぁ…という人は,近場の宿を取ることも視野に入れておきましょう.
- 試験会場の場所と行き方,時間のチェック(大前提)
- 持ち物の確認
- 食事の準備
知識量と応用力が(技術士基準で)普通にある人の場合,上記のような感じの準備をできればいいかなーと思ってます.
技術士二次試験(筆記)の後
せめて自分が解いた問題の回答(回答方針とポイント,そして具体的な回答内容など)くらいは,筆記試験が終わった後にまとめておきましょう.
これは何気に面白いです.
私の場合の技術士二次試験(筆記)結果
以下のような成績で,結果は筆記試験合格でした.
- 午前:24/30(合格の水準)
- 午後Ⅰ:A(60%以上)
- 午後Ⅱ:A(60%以上)
午前はいいとしてw,午後Ⅰと午後Ⅱあわせて60%以上取れれば合格です.しかも午後Ⅰと午後Ⅱは同じ点数配分.
このため,午後Ⅰと午後Ⅱで成績がA(60%以上),B(40%以上〜60%未満)という成績の組み合わせでも合格になりえます.
理論的には,どちらかがA(60%以上)ならば,もう片方はC(40%未満)でも合格になりえますが,実際は厳しいでしょう.
もちろん,成績Aがないと,自動的に不合格になります.
技術士二次試験(口頭)の準備
オレの場合,筆記が通ってしまったので,口頭試験を受ける資格を得られました.
技術士二次試験(口頭)は,提示された日時の変更は一切ききません.このため,試験期間になっているところは可能な限り動けるようにしておく必要があります(せっかく筆記試験に通ったのに行けないと,本気でモチベーション下がります).
ここで留意すべきことは以下のとおりです.
- 口頭試験を受けた人から様子をきく
- 筆記試験の内容と自分なりの回答を作っておく(筆記の成績がA以外がある人は特に)
- 口頭試験の会場近くに宿泊場所を手配する
- 口頭試験の日程として提示されている期間は,可能な限り遠出等は避ける
様子を聞いておくのは大変有効ですが,自分以外の人と自分で問われる内容/問われた内容が同じとは限りません.むしろ違うと思うほうが自然です.でもここは,別に聞かれることを調べておいて,水も漏らさぬ姿勢を作るところではありません.むしろ「口頭試験で聞かれることを妄想して,自分で考えて話をできるように準備する」というのが正しいです.
特に平成25年度の口頭試験は,20分間とかなり短かったので(しかも経歴説明はだいたい3分程度),3分間経歴スピーチを行えるようにしておくのがよいといえます.
あと,口頭試験が実施されるのは晩秋から冬にかけてです.
年末年始にかけて,どこかの日を指定されるため,公共交通機関が遅れたりというリスクも容易に想定されます.正直なところ,口頭試験を受ける人は,会場近くのホテル等を使って前日入りし,次の日の試験に万全の状態で受けられるようにする必要があります.
その他,平成25年度の試験から,口頭試験の時間が短くなり(20分),口頭試験の中で筆記試験に係る内容が問われる可能性のある内容に含まれるようになりました.特に筆記試験の成績がA以外の場合には,この部分聞かれる可能性があるのかなと感じてます.
口頭試験当日〜スーツで対応
まぁ,普通にスーツで行きました.
ここは異論無いと思います.
受け答えで重要なのは,「言われたことに対応する」「聞かれたことに答える」という点です(もちろん,応用力などがあることを示す必要はありますが).
試験官には,持ち時間20分に加え,10分程度口頭試験の時間をのばす権限が与えられているようですが,試験の性質上「加点式評価」を行っていることが十分考えられます.
あと,早々に終わった場合には,「短い時間できっちりやりとりできた」と思うべきとも感じました.
ちなみに僕の場合の時間は,15分程度でした.
技術士二次試験は難しい?〜難しいとは思わないが,筆記試験については回答を検討する時間はほとんどないと思え
書いてるとおりですw.
実際相当楽しく解けたのでw.
具体的な話は,寝て起きて余裕あったら書きますw.