PrintNightmareその後(といっても1日しか経過してないけど)
PrintNightmare(CVE-2021-34527)は、修正ファイルがリリースされた模様
以下の記事を書いてから半日も経たないうちに、修正ファイルがリリースされた。
修正ファイルは以下のところに。
修正プログラム名のところにSecurity Rollupと書かれてはいるが、これ立派にOOBリリース(定例外リリース)なので、見間違えないように。
Print Spoolerサービスが止まるとPDFでの保存ができなくなる理由
自分も忘れていたが、PDFは「どんな紙に印刷されるのか」を想定した設定を行える。それこそA4縦とかA4横とか。
これらの設定は、Microsoft write to PDFの場合はPDFプリンタに設定に、Microsoft Office Professional Plus 2019の場合は(多分だけど)文書ファイル中の設定に記載され、PDF保存の際にはこちらの内容が使われる。
しかし、Microsoft 365 apps for enterpriseで使えるOfficeアプリの場合は、この設定をどうもPrint Spoolerサービスが稼働している時に見えるプリンタ(多分Microsoft write to PDF)からAPI経由で読み出しており、これがPrint Spoolerサービスが止まっている時には(プリンタが見えないから用紙の設定を読み出せない→)保存できない、というからくりのようだ。
でもこれ、明らかにavailabilityを落とす要因にしかならないので*1、改善したほうがよいとは思う。
*1:印刷するのとファイルを保存するのが関係するなんて、普通はあまり思わない