wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

セキュリティ・キャンプ2014全国大会は,無事終了いたしました

今年もまた42名の参加者にお集まりいただき,献身的なチューター,講師,IPA,セキュリティ・キャンプ実施協議会をはじめとする多くの関係者の連携と協力のもと開催できました.

…感想文(と言う名の運営側の宿題)提出しとけよ.>参加者の方々

祝!チューター制度10周年!〜セキュリティ・キャンプにおいて,チューター制度がなぜ運用されはじめたのか?

記憶正しければ,提案したのオレだったと思います(とはいえ,オレが言わなくても誰か言ったんじゃないかと思うので,ここはあまり重要ではないですかねw).
セキュリティ・キャンプって,現在はいろいろと企画〜運営しやすくなってるんですが,開始された当時は

  • 基本は単年度予算で繰越は不可
  • 予算成立がいつになるかわからない
  • 参加者のトラッキングまでは実施内容に含んでない

という状態だったわけです.
とはいえ,手間暇かけていろいろと教えこんだ若手がその後どうなっていくのかまるでわからねというのは不安であり,それをトラックするためのしくみの1つとしてチューター制度を提案したりしてました.

チューターのレギュレーションとか人数とか

そこからチューターのレギュレーションが「キャンプに参加したことがある」&「手伝う気がある」というようになったわけです.

で,チューターの人数は,当初は10人くらいいた記憶がありますが,今も実は大してかわってません.

チューターの倍率?

ちょっと言えないわけですが,それまでの参加者は全員チューターに応募する資格を有します(これまでに,社会人になった参加者がチューターをやったこともあります).
正直,セキュリティ・キャンプに参加するのも大変になってしまったわけですが,チューターになるためには(よっぽどのことがない限りは)いっぺん参加しなければならないわけです.しかも,参加した経験がある人ということは,一定の資質なり活動なりを認められた人なわけで,そこからさらにチューターに応募するっていうだけでも相当パワフルであろうことは想像に難くありません.

チューター制度の現在

現状私から見て,チューター制度は目論んだ以上の役割を果たしています.
通常の講義や演習をはじめとする当日運営のサポートはもちろんのこと,参加者と講師のジョイント,参加者の(身近な)お兄さん/お姉さん役,参加者の目標の1つ,役割は枚挙に暇がありません.

チューター制度のこれから?

セキュリティ・キャンプは11回開催ということで,チューター制度は10周年を迎えました.
この制度を立ち上げた当初は「来年出来るのかなー…」という心配を常にしていたわけですが,なんとかここまで来て,さらにセキュリティ・キャンプを実施するための協議会という団体も出来て,開催基盤そのものを安定させる試みが行われており,チューター制度も次の10年を考えるというところに差し掛かったのかなと感じています.
今でも十二分にその役割をまっとうしているチューター制度でありチューターさんですが,個人的な希望や仕掛けたい方向ってのはいろいろあります.
キャンプの実施・運営に十二分に貢献してくれているチューターさんや,そのチューターさんをお招きするためのチューター制度は,もうちょいと(よい方向に)動けばいいかなーとか考えてたりします.
ただ,当初と違って現在は多くの関係者の方々がいらっしゃいます.
そういう方々のご理解をいただきつつ,オレはオレのできることをやっていく,という感じですかねー.