wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

SEA & FSIJ 合同フォーラム〜アジアにおけるオープンソース〜

今日行ってきたですよ。

いずれ劣らぬ論客にびくびくしながら話を聞いてました(汗)。
詳しい話はまた後で書くとしても、結構大変なような話も聞きました。
特に、

  • 中国ではUNIX文化がなかった

というのは、言われてみれば「おお」と思うところは多い*1です。
あと、コミュニケーションの話もしてましたが、実は一番きついのは中国というあたりが意外でしたね。SourceForgeの話が例として出ましたが、フォーラムなどで政治的な話が出たりすると、見えたり見えなくなったりと不安定な状態になるみたいです。確かにGoogleがブロックされてたことがあったくらいだし、厳しいんだなぁ、と。
しかし、タイとかで安価なPCにLinuxをいれて国民に配布するプロジェクトを実施してたみたいですが、日本円にして3万〜6万って、平均所得水準からすると結構高いのではないでしょうか?とも思いました。実際はよく知りませんが…。
あと、中国では北京と上海でオープンソースに対する取り組みの姿勢が違うとか、大小取り混ぜていろんなネタが聞けたってのは貴重でした。
惜しむらくは、参加者の平均年齢がかなり高めだったってこと*2。knokさめが最年少だったんじゃないかな?あのメンツでは…。
でも、他の国の状態は、若手エンジニアにこそ聞いて欲しいネタだなぁ、と思います。ビジネスに関してはある程度歳行った人でもいいかなとは思いますが。
しかし、ストールマンから「なんでフリーソフトじゃなくってオープンソースなんだ?」的なメールが来るのはg新部さんならではなネタですね(笑)。大変そうです (^^;
機会を見つけて、またFSIJのミーティング(定例会)には出ようかなと思います (^^;

【追記】国によって、オープンソースソフトウェアのコミュニティの人は、「政府は信用ならん」というように思ってる部分があるみたいです。しかし、政府関係の利用者って見方を変えると「最大のカスタマー(しかも使うお金は税金)」なんですよね。そんなところに「ワケわからんソフトウェア」を(それも血税をさらにベンダに支払って)ライセンスを買われるくらいならば中身がわかるオープンソースなものを、という意見もあるようです*3。すげぇわ。

*1:COCOM関連の規制で、UNIXマシンが中国にほとんどなかった

*2:オレが最年少に近い勢いでしたから

*3:やっぱりg新部さんの意見ですが ^^;