wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

今夜わかるTCP/IP

id:sen-u さんの著書。
ざっと読みました。
リンク先の紹介文(?)で、おおよそは語りつくされてる気もしますが(汗)、オレなりのアレンジ等を加えてみましょう。


この本がターゲットとしているのは、「PCのパワーユーザ」であり、「パソコン雑誌を抵抗なく読める」人でかつ「ネットワークはまるでダメ」という「どこにでもよくいそうな人」になります。
この言葉を裏付けるとおり、本の中は「そういう人ならば『どこかで見た言葉』のオンパレードになります。「インターネット」および、それを形作る通信規約である「TCP/IP」の使われる言葉のうち、「よく見かけるもの」に対して「解説」と「関係」を与え、一見とっつきにくそうな概念に対して「咀嚼された」構成をもって、きちんとした知識として身につけられるような配慮が随所に見られます。おっと忘れてた。「今夜わかる」は伊達じゃありません。本気で読めば、前提に当てはまる人ならば2〜3時間もあれば読み終わるでしょう。

友人に、そして彼氏彼女に、こういう分野で「さらに頼られる人」になろうとするならば、必携の一冊でしょう。この本と、あとは読むためのほんの少しの時間と意欲があれば、あなたも明日から頼られる人に(?)。

こんなところかなー。アマゾンに投稿しようとしたら…まだできませんですorz

この本の唯一の欠点は、ローエンドを対象にしている(ですよね(汗))わりには、その中でさらに対象を絞っちゃってるように見えることですかね。でも、TCP/IPというカテゴリにフォーカスする以上は、やむなしという部分もあります。

ただ、翔泳社の出してる本でこのあたり面白いのは、一見「同じカテゴリに属するように見える」本が、実は全然違うカテゴリに属してるという点ですね。もしかしたらあたりまえなことなのかもしれませんが、自分でそういう書籍を書いたことを思い返すと「すげぇなぁ」と思います。
ちなみにこの本でダメとなったら、実はすでに囲い込み体制が整っているように見えます(笑)。とりあえず、さらに平易に書いてあると思われるものは、

の2冊かな(汗)。
前者はホントに易しいです。これで易しすぎるという人は、後者でもいいかな。
どちらかというと、わりかしネットワークにおける一般論から入ってるところがあるんで、まだるっこしく感じるかもしれないです。>後者