Wikiの分析ですかー
id:yomoyomoさんが使われてる表現の中で「Wikiが解体」というあたりは、ちょっと聞こえがよくないかもしれないですが、オレの解釈では、Wiki自体の編集インタフェースやエンジンそのものが、ソフトウェアの構成パーツとして整備される、という意味に解釈しました。
例えば、コラボレーションを行う部分と、コラボレーションによらない文法解釈やページ生成エンジンの部分と、おーざっぱには2つの部分に分割されていく、というような感じですかね。コラボレーションによらない部分は、比較的あちこちで目にするかと思います*1。コラボレーションについては、
- 汎用的かつニッチ
という言い方を元記事でされてますが、ニッチというのはちょっとあいまいな感じが…。
成功している事例を見てみると、
- W-ZERO3 Wiki(http://w-zero3.oshietekun.net/)
- Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/)
- 2ch系のまとめサイト(全部かどうかはしらないですが)
というあたりがぱっと思いつきますね。失敗してる例は、小規模な情報集積サイトをWikiでやりはじめたものの、すでに代替(というか、本格的な情報集積サイトかな)がある、というあたりですか。
Wikipedia自体は、存在そのものがすでに代替のきかないものになってるという感じがしますが、W-ZERO3 Wikiも2ch系のまとめサイトも、
- 潜在ユーザが多い(汎用的)
- 話題の進行が早い
- 話題をリードする人が順次入れ替わる(参加者の中で手が空いてて、かつ興味がある人がリードする)傾向にある?
というのが特徴になってるような感じがします。
じゃ、どういうのが合うのよ?という王道なパターンは、ケーススタディでは示しにくい(成功例が少ない、というのもありますが)部分はありますが、ぼんやりと見え隠れしてるあたりでは
- 何かおもしろそうなものについて、ある程度突っ込んで調べてみる
- それをWiki上でまとめてみる
というあたりでしょうか。ある程度の力量がないと、最初の情報自体がしょぼいものになって、結局「そんなんならばオレも知ってるわ」的な話になっちゃいますが…
…メジャーなもののニッチな話題、というのが一つ当てはまるような気がしてきました。
…思いつく範囲だけでもいろいろありそうです(w