場の空気を読むこと、そして自制をかけることの大切さ

というようにオレは読み替えてみました。
セキュリティの重要性や、各種情報のデリバリコントロールは言うまでもないです。そしてそれを周囲に説いたり、非違があったらそれを正すように指導したりというのも大切なことです。が、目的のためには手段を選ばないというのは「間違い」です。特に「非違を正す」ことを目的としているから何をやってもいいなどというのは、明らかにヘン。

いや、オレもたまに「平和主義を貫くためには武力行使もいとわない」的な発言をすることはありますが、本当にそこまで追い込まれることはごく稀です。むしろ武力行使をせずとも解決できる方法がないか？というのを考え、実行に移すのがプロフェッショナルのあるべき姿といえるでしょう。オレなんかはまだまだ甘いほうですが、追い込まれてもなお「武力行使をせずに解決するには」ということを考えます。もちろん、使うべき時に行使してこその武力という考え方もありますが、TPOをわきまえずに武力行使なんてのは、ただのアブネー人以外の何者でもありません。

あくまで一般論ですが、手段を選ばなかった結果として、何らかのインシデントが発生したとします。そうしたら、どんな言い訳や弁明をしようとも、インシデントが発生したという事実、行動を起こしたという事実は覆りません。その結果として信用が損なわれたとしたら、それはまさに自業自得といえます。技術もそうですし情報もそうですが、正しく身につけ、正しく使いこなし、出す／出さないの判断をきちんと行えるようにする、それが出来ないならば、そんなモン使うなといいたいです。

いろいろ書いたけど、「出す前に考えろ」「言う前に考えろ」というのが正直なところ。これは誰に対しても必要に応じて言ってること。当然自分にも言い聞かせてたりします。