人材は勝手にわいてくるわけじゃないよ
続き。
「業界の仕事のイメージが良くない」ってのは、ざっと見た。
それ以下は、「人材確保」「学生」にフォーカスした話が出てる。
- 昔と比べて学生の質が下がっている
まぁ、こんなもんじゃないの?自分らが学生だったころはもっとマシだったとでも?
- 学生が仕事の内容をあまり知らない
これも当然でしょ。業務内容に対する正確なイメージを持ってもらう努力をどれだけしたの?
- 即戦力になる学生が少ない
企業の主観も多分に入るところだろうけど、新卒に何を期待してますか?
- 技術力の高い学生が少ない
ここはさびしい限り。でも、いるところにはいる。
- 適性のある学生が少ない
どんな職業でもいっしょじゃねえの?
- 優秀な学生が少ない
…アンタ何様?
- 幹部候補となる学生が少ない
そんなのがごろごろいたら、すげえ嫌な感じだw
正直、意図して何らかの施策を打たない限り、確率分布的には、今も昔も大差なしというのがオレの私見。
にもかかわらず、「〜が少ない」ってのは、正直腹が立つ。
(人でも金でもいいけど)出すモン出さずに言うだけじゃ、人は育たないし、自分らが希望する人材を獲得するなんて、夢のまた夢だわさ。
それは「学生が少ない」のではなく、「回答者が見ることが出来る学生」の中にそういうのがいない、というだけじゃないの?てのが正解なんではないかと思う。
実際、まんま企業側の希望に合致するとは言わないけど、きちんと鍛えれば戦力になる学生は、いるところにはいるし、企業によっては(スキル的には)即戦力になる、という学生も実際見てる。
ただ、そういう学生は、普通に見てるだけだとまず掘り起こせない。自分からあたりをつけて飛び込んでいかないと、そういう学生のコロニーにはぶち当たらない(たいていの場合は群生してるw)し、もしぶち当たったとしても、話すら聞いてもらえない。
企業には企業の言い分がある、てのはよくわかる。学生には学生の言い分がある、てのもよくわかる。
でも、採用にあたって「人材がいない」ということについて、「学生の言い分や本音」がどこから出てきてるのか?というあたりを見極めないと、おそらく「いない」ところには「いない」まま。