ネットを危険地帯にしているのは教育者 from RSA Conference 2009
日経ITProの記事だけど、こりゃ痛快w
書いてあることのうち、現状分析を含む9割は同意できる内容。
記事の内容自体は、以下の3パートに分かれている。
- 隠れてインターネットを使いこなす子どもたち
- ネットを理解できない大人たちが危険性を助長
- ネットモラルを積極的に教育することが真のネット教育
現状→要因→提案という形で流れが出来てたり。
最初の2パートについては同意するけど、最後の1つだけは(少し)ハズれてる感じ。
完全にハズれてるわけではなく、不完全という意味。
子供を教育する、というのもそうかもしれんけど、どちらかというと「まずは」理解してない大人を仕込む方が先なんじゃないか?というのがオレの考え。もちろん、最近の親御さんは(以前に比べりゃ)ネットを使ってるとは思うけど、それでもまだまだ理解が足りないのではないか、と思ってたりするわけだわ。
小中学校など、教育機関での取り組みも必要かとは思うけど、家庭での教育(しつけ)なんてのも必要なわけで。いわばネットしつけとでもいうのかな。
でも、しつける側が知らなきゃしつけようがない。
- 教師→児童・生徒
- 教師→保護者→児童・生徒
教育機関を中心に考えるのであれば、上記のような流れで指導/連絡が行われる話になるが、特に保護者を介在する場合には、保護者に理解を求めるところになる。また、教師にも普通に指導を行えるだけの理解が必要になる。それも「要因たる『ネットを理解できない』というところを解消できる」ような理解が。
とはいえ、子供が「隠れて」使う背景には(おそらく)「おかーさんがダメというからこっそり」とか「友達も使っているから使わないとハブられる」とか「ゲームが(ry」とかいうのもあるんじゃないかと。
この「教師も父母も」という部分が難しいのは理解してるんだけど、ここをなんとかしないと多分ネットは(教師や保護者にとって)子供にとってのアンダーグラウンドなままなんじゃないかと。