wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

RAGTAG Onlineの不正アクセス被害考察(3)〜「大丈夫だ.問題ない」とは言い切れない…

まず,漏れてしまったもののうち,「暗号化します!」と言ってるのはパスワードだけというのが気にかかる.
そして,不正アクセスによるお客様情報流出の経緯に関するお知らせには,以下の記述がある.


クレジットカードについては、管理システムが今回問題になったサーバーとは異なるため、そちらのサーバーについては影響範囲外となります。そのためクレジットカード情報については流出していないことをサーバー管理業者が確認しました。


・クレジットカード情報の安全性は確保されています。

ところがこれらの確認および報告は,すべて「サーバー管理会社」によるものであり,どのように実施したのか(もしくは第三者機関による確認が行われたのかどうか)が明記されていない.
よいほうに捉えると,このサーバー管理会社から外部機関への確認依頼を行い,結果を受け取って精査したと考えられなくもないが,それならば「外部機関」というプレーヤーが今後の対処のところで初めて出てくるのは少し不自然だ.

また,カード情報の取り扱いに関する内容が不明瞭であることも気にかかる.攻撃で漏洩していないのは事実だとして,「カード情報をどう管理している」とは書かれていない.穿った見方をすると,エクスコムグローバル社と同じように,暗号化もなにもしない状態で管理されているのではないか?とも捉えられかねない.

「オマエ考えすぎ」と感じる人もいるかもしれないが,そもそも「パスワード暗号化してませんでした」という一言があるあたりが,「そんな対策で大丈夫か?」という突っ込みドコロになっている.