これはZoomだけどZoomじゃない!(意味不明)
みんな大好き&私も大好きなZoomですが、最近偽物が増えてるという噂を聞きます。
で、我らがにゃん☆たく先生も検証されている。
ただ、にゃん☆たく先生の検証範囲は、「これは僕が使いたいリモート会議のZoomじゃない!」という結論で終わっているように見えるので、じゃあそのZoomはどのZoomじゃい?というのを確認してみました。
なお、本稿では以降、、いわゆるリモート会議サービス「じゃない」Zoomを「Zoom」と称します。
まずはかの「Zoom」をインストール
「Zoom」をどうやってインストールしたか?はおいときます。同じことやって「PCが壊れたどうしてくれる」と因縁つけられても嫌なんで。
普通にインストーラをダウンロードして実行することで、普通にインストールされたわけですが、なるほど。インストール直後に以下のような画面が。
なお、最初にスクリーンキャプチャを取りそこねたんで、「(イメージ)」と書かれてます。上の図は、インストールされた「Zoom」を(わざわざ指定して)起動した図です。Run 3 out of 20 と書かれてるんで、「20回のうち3回起動した」ということで、あと17回起動できます。
「Zoom」の開発元Webサイトにアクセスする(失敗)
次にやったのは、Dachshund Softwareという会社のWebサイトを探してアクセスすることですが、これは見事に失敗しました。理由はよくわからね。
「Zoom」のヘルプを見る
実行ファイルがあるんだから、ヘルプくらいねえのか?と探したら、ありました。
一緒にインストールされていたので、見たところ、以下のような画面が。まっとうです。
ちっこくてわからないかもしれませんが、上記は「What is Zoom?」の部分です。
書かれていることは、「Zoomはソフトウエアの起動、再起動、スタンバイ、復帰を高速化する」ということで、「リモート会議には全く役に立たない機能」ということがわかりました。
さっきのうっとおしい画面は「試用中画面」ということで、金払うかどうするか?を問い合わせるだけのものだった、ということで。
「Zoom」の消し方
普通にアンインストールすれば消えるようにみえます。
上記で「Zoom 1.3.1」を選択し、上の「アンインストールと変更」を押して、アンインストールすれば消えます。
名前がかぶった「Zoom」とZoom(あーまぎらわし)
不幸にして名前がかぶった、機能違いの「Zoom」ですが、インストール時のサポートプラットフォームに以下のような一文が(赤字・協調は筆者による)。
Zoom is fully compatible with Windows 95/98/98SE/Me/NT/2000/XP.
ということで、「Zoom」は、リモート会議のZoomよりも、だいぶ古いであろうことが推し量れます(騙りでなければですが)。
むすび~ソフトウエアを使う時は正規サイトから&名前だけでなく機能も吟味しましょう
今回検証した結果、「Zoom」は同じ名前でも、機能が異なるソフトウエアというオチでした。しかしこれは、Zoomのサービスをきちんと指定して(今回の場合はリモート会議)検索なりすれば、だいぶリスクは下げられるのではないか?と感じています。
リモート会議のZoomは、自分とこのサービスを紹介するページとかも作っていますし、そもそもZoomを使って開催される会議に参加するだけならば、ソフトウエアをインストールしなくてもいけます。
会議に参加する側は、多分「検索→ダウンロード→インストール」とか複雑な手順を踏まなくても、「https://zoom.us」ではじまるURLをクリックすれば参加はできます*1。
どうしてもZoomクライアントをインストールしなきゃ、という人は、会議の主催をする人か、Zoomの機能をフルに使いたい人じゃないかと思いますが、そういう人は慌てずに、ちゃんとZoomのサービスサイトにログインして、そこからいろいろと探すのが良いかと思います。
もっとも、Zoom会議の招待メールを模したものが来てる気もするので(私のところには来てませんが)、見に覚えのない会議招待は、招待元に確認するなりスルーするなりしてもいいかなと思います。もしあなたがその会議に必須のメンバなのであれば、別の手段で確認が来ます。
Happy Remote Conference!
*1: これはこれで危ういのですが