うわぁ…あるある…
どことは言わないけど、ちょっと気になる点が…。
メイリオだけを抜き出す行為やばくね?
メイリオ続きでもういっちょ。
前述のとおり、あちこちでメイリオを使えるようにするためのネタがあるけど、時期を見るとだいたいベータからフォントを持ってきて、というように読めます。
そもそも「ベータ版は製品発売前だから使える」んであって、ベータ版の期限って普通あるよな、と思って、手持ちのベータ2のメディアを調べたら、「2007年5月31日まで」と明記してありました*1。
ちなみにベータ2のライセンスには、以下のように書いてあります。
c. Time-Sensitive Software. The software will stop running on 31/05/2007. You will not receive any other notice. You may not be able to access data used with the software when it stops running.
書いてあることをそのまま解釈すると、単に「2007年5月31日には停止するよ」と書いてあったり。
以下はその事実と、これまでの窓口のやりとりから導出される解釈になります。あくまで私的な解釈ですんで、実際に確認してみないとなんともいえませんが。
ベータのライセンスを取得しているユーザは、そのベータのライセンス期間内*2であれば、フォントの使用権は取得していることになるので、その範囲内で使えることになります。
1つのコンピュータに複数の「異なるOSのライセンス」を割り当てるのは可能なので(デュアルブートをさせたいためとか)、XPとVistaのベータ版ライセンスを1つのコンピュータに割り当てて使うことは可能です。ただし、Vistaのベータはあくまで評価用としてしか使うことは出来ません。
何にしても、Vistaのベータ版ライセンスを割り当てられたコンピュータしかメイリオを使うことは出来ないですね*3。
ちなみにフォント自体は
と書かれているところを見ると、
d. Font Components. While the software is running, you may use its fonts (including software, metrics and data) to display and print content. You may only:
• Embed fonts in content as permitted by the embedding restrictions in the fonts; and
• Temporarily download them to a printer or other output device to help print content.
- 表示や印刷のために使う
- (フォントを持たないマシンでも表示とかを可能にするための)文書へのフォント埋め込みを行う
- 印刷のために、プリンタに一時的に持っていく
という用途にのみ使えるというように読めます。
何にしても、メイリオ自体はVistaの製品版ライセンスを取得するようにしないと使えないですし、(ベータ自体のライセンス期限の解釈がアレですが)マイクロソフト的には2007年5月31日以降は使えないというようにしたいみたいなので、ベータ版のライセンス取得をした人は、2007年5月31日までは使える、という解釈になります。
ベータ版のライセンスを持っている人がメイリオを使う行為は、上記の日付(2007年5月31日)を境にライセンス違反になりますし、そうでない人はVistaの製品版ライセンスを入手する必要があります。
…ベータのライセンスはいつまで有効なのか?については、また後日調べます。
ちなみに、たまーに見かける「MSのサイトではないけどフォントだけダウンロードできるようになっている」ところは、他者が著作権を持ってるものを送信可能にした段階でアウチ。
再配布可能なものは、その旨を何らかの形で明記してありますが、少なくともフォントデータの再配布については、きわめて限定された形(印刷された形とか、文書に必要最小限の範囲を埋め込んだ状態とか)でしか許諾されないですね。