wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

KVM上のVMにWindows 7を入れてみた

現在、KVMのほうでインストール完了したけど、開始から完了までがバカみたいに早いw
順調に動いてます。
一応、起動コマンドラインは以下のとおり。


amd64:/home/wakatono# kvm -m 512 -cdrom /home/wakatono/ja_windows_7_ultimate_rc_x86_dvd_349022.iso -hda /home/kvm/win7-disk.img -boot d -vnc :7

ACPIを無効にしたら入らなかったので、有効にしてます。

XenのHVMドメインにWindows 7を入れてみた

以下のような感じでXenの設定作って入れてみました。
これもまたインストール開始〜完了までがバカみたいに早いw
で、こいつもまた順調に動いてます。


wakatono@vserv:~$ cat /etc/xen/win7
import os, re
arch = os.uname()[4]

kernel = "/usr/lib/xen-3.2-1/boot/hvmloader"
builder='hvm'
memory = 1024
shadow_memory = 8
name = "win7"
pae = 1
acpi = 1
apic = 1
vif = [ 'type=ioemu, bridge=eth0' ]
disk = [ 'file:/home/xen/win7.img,hda,w', 'file:/home/wakatono/ja_windows_7_ultimate_rc_x86_dvd_349022.iso,hdc:cdrom,r' ]
# disk = [ 'file:/home/xen/win7.img,hda,w' ]
on_poweroff = 'destroy'
on_reboot = 'restart'
on_crash = 'destroy'
device_model = '/usr/lib/xen-3.2-1/bin/qemu-dm'
# ne2000=1
boot="dca"
sdl = 0
vnc = 1
vncpasswd=''
vnclisten="0.0.0.0"
vncunused=0
vfb=[ 'type=vnc,vncdisplay=18' ]
# vncpasswd='wakatono'
stdvga=0
serial='pty'

仮想ディスクの容量

忘れてた…。どちらも20GB取ってます。
時間かけたくなかったんで、Sparse disk*1としてイメージを作りましたが、それでも高速…>インストール

*1:dd if=/dev/zero of=hoge bs=1024k count=1 seek=20480 みたいな感じで、実データを全領域に書き込まない仮想ディスクイメージを

Windows 7に搭載されるWindows XP mode

ざっと読んだけど、これは気色悪いw

・Secret No More: Revealing Windows XP Mode for Windows 7(SuperSite blog) 
http://community.winsupersite.com/blogs/paul/archive/2009/04/24/secret-no-more-revealing-virtual-windows-xp-for-windows-7.aspx

おおまかには、以下のような感じ。

  • ハードウェア要求条件は、Intel VTもしくはAMD-V
  • 構成は、Virtual PCベースのエンジンと「SP3を適用したWindows XPそのもの

こんな状態だが、Professional, Enterprise, Ultimateの3つのエディションについて、Windows XP modeを(サイトなどからのダウンロードを行わせるなどして)提供する(Windows Live Essentialsのようなサービス経由で提供する)模様。

1つ懸念としてあるのは、Windows XP modeで提供される(としている)Windows XPそのものについて、どのような条件で保守が行われるのか、というところだ。
ライセンスについては、Windows XPとしてではなく XP modeとしてのライセンスを適用ということになるだろうから、特に何ということはない。

XP自体はすでにメインストリームではなくなっているが、XPがWindows 7で提供されるサブシステムの1つを構成する場合には、Windows 7のほうのメインストリーム期間にメンテナンス期間が依存するところになるのか、それとも単に"As Is"で提供されるだけなのか?というあたりが不明。

なお、この世の春を謳歌しているNetbookについては、VTをサポートしてるCPUがAtom Zシリーズのみということで、今出てるNetbookの大半でWindows XP modeを使えないということになる*1。もっとも、Professional、Enterprise、Ultimateの3つでだけWindows XP modeをサポートするということで、Netbookのターゲットからはすでに外れる風なわけだがw

このあたり、Virtual PC上のVMインスタンスでレガシアプリケーションを延命させるというMSの意図が、こういう形で結実したと考えると非常に面白い。おそらくVirtual PCベースのエンジンで動作するXPと、ネイティブハードウェアで動作するWindows 7が、同じ記憶装置とデスクトップを共有する(技術的には十分可能)というようにしているのだろう。

…これで、Intel VTやAMD-V対応のCPUを搭載したノートが本格的にその持ち味を活かせるようになるかな。

追記:どうもXP modeの画面は640x480固定みたい…使えん…

*1:知る限り、現状でAtom ZシリーズのCPUを搭載してるマシンは、VAIO Type Pと工人舎のSCシリーズ、SXシリーズあたり