wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

Wikiとワタシ(yomoyomoさんとワタシ)

yomoyomoさんところの日記を読んで、(返歌じゃないけど)オレも(^^;
yomoyomoさんの活躍は各所で、そしてyomoyomoさんを含めた複数人によるYAMDAS Projectのページにおける著述を目の当たりにしていたりしました。
yomoyomoさんは、おそらくWebDAVの中にWikiとの好対照を見たのだと思いますが、実は私も当時

Wiki」が流行ったら、WebDAVはまず意味ないなぁ

と思ったものです。後述するとおり、実は全くの杞憂だったのですが(^^;
そんな中、Port139のケーキオフで、IPsecに関する話をさせていただく機会を得、そこにyomoyomoさんがいらした時に、ちょうど会場近くに宿を取っていたということも手伝って、ナンパ(笑)。いろいろとヨタ話も交えつつ、マジメな話もちょこっと(^^;。
さすがというかなんというか、成果の行間に垣間見える人柄そのままでした。緻密かと思えば良い意味でアバウトな部分もあり、ナイスガイな外見を裏付ける中身でした。
それからおよそ10ヶ月、WebDAVに関する書籍を上梓させていただきましたが、あれこれ調べたり使ったりということを繰り返して最終的に理解した(間違ってるかもしれないけど)のは、

  • Wikiは思想・概念から実装に展開されている。

利用者に「見える」ページオーサリングのコラボレーションという点からアプローチを行なう

  • DAVは仕様から実装に展開されている

コラボレーションというのは意識されてはいるが、その結果出来上がる内容(PUT等で扱われるエンティティの解釈)についてはその仕様の中で取り扱わない
という点でしょう。
あたりまえといえばあたりまえといわれるかもですが、別にこの2つ、排他の関係というわけではないかな、と思います。ヘンな話、Wikiでページをつくり、でかいファイルについてはDAVを使って転送ってのもありうるところですしね。
ちなみに、共著者である山田氏もWiki使いであり、原稿の大半はWikiで仕上げてました。
オレ自身はWikiの実装を使うのみですが、「こりゃ便利だわぁ」と感嘆するばかり。手軽で便利なものですから、こりゃ流行るのも当然だわ、と。

…でもやっぱりDAVも使う*1んですよ(^^;。便利だから。

*1:オレ的には、むしろこっちの方が機会は多いです