wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

たかがプロトコル、されどプロトコル

やってるコトがコトだけに、WebDAVにまつわる否定的な意見ってのも聞くわけで。
でも、ぶっちゃけいってしまうと「たかがプロトコル」なんですよ。意味するところは「プロトコルは何でもええ」から、「オレがやりたいことが手軽にできりゃそれでええ」んじゃ、と。
ところが、今日びHTTP以外のプロトコルで通信させてくれる(というか、自分が使いたいプロトコルで自由に通信できる)ようなネットワークはだんだんなくなりつつあります。通信可能なプロトコルの制限がおもいっきり枷になってる状態で、例えば対外的なリソースのやりとりとかどうすんじゃコラ、と。
そんな中で、ただ1つ残されたHTTPポート(あとはHTTPSなポート)をどう使うか?というのは、それしか使えない人にとっては結構重要です。このあたりが「されど」と称した部分だったりするのですが、
特に大きな組織においてそのようなネットワーク構成を変更する場合、本来の業務の数倍に値する労力をかけて関係各所を説得しなければならず、しかもその労力が無駄になることも少なくないときてます。そりゃそうですね。管理する側からしたら、管理対象が増えることで煩雑になる業務をどうこなせというのじゃ、という感じになるでしょう。
私がDAVに惹かれたのも、そういうことが想定される世の中になりつつあると気づいたからかもしれません。
でも、制限がある方がいろいろアタマ使うので、面白いという説もあります (^^;
いろいろ書きましたが、使える(というかそれしか使えない環境の)人は使ってみても損はないかな、というのが正直な想いの1つです。