わかりやすい運用管理
(N0MURAさんの日記より)
最初から個性的なサーバーなんか目指さずに、ありがちな構成で目の届き
やすいシステムにするのが一番なんじゃないかと。
てゆうか、個性個性、言いすぎじゃねーかと思ったり。どうせわれわれが
やっているのは過去の拡大再生産にほかならないのだから。
ログもそうですが、各種サーバの構成も同じかなぁ、と思います。
オレが何かを実験したり、その結果をもとに寄稿したりする場合は「あくまで何かを実現する時の原理原則」を記述するので、実運用の時にはそれを運用環境にあわせてチューンする必要があります。
で、例えばメールサーバやWebサーバをはじめとする安定第一のサーバを構築する場合、個性的なサーバは目指す必要はない、というのはそのおり。むしろ、誰がやっても同じようなメンテナンス結果になる、というのが重要になる。
Red Hat や Debian をはじめとして、パッケージ管理のしくみがきっちりしているものは、まずサーバの運用管理を行うにあたっての「サーバプログラム」の構成管理がしやすいという結論に行き着いている。これは、これまでメンテナンスが終了してしまったdistroを使っていた(そして全て自前で情報を取得せざるを得なかった)身としては、かなりありがたみを感じていることの1つである。そしてオレは今、自分ちのメールサーバとDNSについてはDebianを採用しているが、これはこのような艱難辛苦の末の話である*1。
ちなみにオレんちで稼動してるマシンについていうならば、
- Webサーバは2代目
- DNSは3代目
- メールサーバは5代目
となる*2。が、1つとして同一系列のプラットフォームはない。言うなれば、代替わりの時にいらぬ苦労をしているわけだ…。
正直、安定して稼動するサーバは道具であり、そこに意味のない個性は必要ない。個性はその道具を使ってつむぎだされる結果に反映されるべきだろ、とか思ったりもする(苦笑)。