wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

History of GNU - GPLとはなにか

わかりやすいんですが、一部に「?」な部分があったので、チト考察してみました。

History of GNU - GPLとはなにか(4)に、デュアルライセンスがありますが、デュアルライセンス化するためには絶対条件が1つあります。それは

著作権保持者の全ての同意が必要である

という点です。
2004/04/16追記:日本国内の場合のみです。欧米の場合は異なりますが。
ありがとうございますー (_ _)>おざきせんせい

著作権保持者(取り込まれたパッチの作者なども含まれます)が多いソフトウェアの場合には、デュアルライセンス化は困難です。
あと、GPLの落とし穴は(個人的にいろいろと妄想した結果が)自分の過去の日記に書いてあります。
その他、History of GNU - GPLとはなにか(3)GPLは万能か?には、MySQLの例が掲載されていますが、ソレより前にGCCglibcがそれをやっています。
Gccの場合はlibgnuなど、実行形式を作成する際に必ずリンクされるライブラリについてGPLを行使せずglibcについては単にリンクするだけならばLGPLと同じ扱いとするというような感じです。
特にlibgnuについては、この例外事項がつく前には「コンパイラは使うけどlibgnuと同じ役割を果たすライブラリを自作している人たちがいた(というか会社があった)というように聞き及んでいることから、古くから知られている事例かと思っていたのですが…。