wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

「ハイテク犯罪捜査入門 −基礎編」のツッコミかぁ

一応、書評はすでに出したけど、最初に読んだ時点で実は付箋たっぷりついてたり(滝汗)。
最初っから技術書として見る向きはなかった(失礼)ので、そういう目での書評は書いてないんですが、それでも「多いなぁ」という感じです。

こじませんせいからのツッコミもそうですし、各所の意見もざっと見てますが、

  • 啓蒙書*1として見るならば及第点かなぁ
  • 技術書として見るならばマズいだろ、これ*2
  • 技術系でかつ技術のベースができていない人に読ませるにはかなり難あり*3


という感じになるのかな?>誰となく(笑)。
でも、法曹関係で絶賛(というか評判?)になるのはわかる気はしますね。ホントに類書がないですし、さしあたり(法曹関係者として)わからなければならない部分のベースについては言及されてますし。その部分は私自身評価してますし、どういう基準で情報がディスクローズされているか?というのを推し量るための貴重な資料の1つです。
つーか、あそこまでデチューンしないと技術関係のモンを読めない人には、「ハイテク犯罪捜査の基礎知識」(ASIN:4803709149)はまず読めない。もちろん、「〜の基礎知識」がいいかというと、そうは言い切れない内容だったりもします。

…正直、このテの書籍にも、技術監修という形で「そっち方面に明るい人」が入らなければならない時期にさしかかっているのかもしれません*4

*1:法律関係の方々「以外」がうっかり犯罪者にならないための啓蒙書、という意味です。特に「情報の出し方」まわりを本書の記述内容から考察し始めるともうとまらん。

*2:いまさら言う気はないですが

*3:ちうか、技術屋が技術を修得するのであれば、適した書籍なり資料は別にあるでしょう、という意味です。

*4:可能な範囲でという条件はつきますが、手伝えるものならば手伝いたいくらいです