次期Xenの姿が明らかに,Xen用Linuxカーネルが不要になる
ってホント?
これって要は、今までは準仮想化「専用」のカーネルが必要だったのを、Paravirt-Opsをカーネルに組み込むことで、Xen上でもネイティブハードウェア上でも同じカーネルを使うことが出来る、という意味。
Linux-Watchの記事とか読むと、なんとなしにわかるものもあるけど、結局カーネルには手が入る。
日経の記事で「普通のLinuxディストリビューションで準仮想化が可能に」とあるけど、これはあくまでカーネルがParavirt-Opsを組み込んでる場合は可能になるだけであって、過去のdistroにさかのぼってこれが出来るというわけではない。今メンテナンスされているdistroでは、カーネルのベースバージョンはあがらないけど、Paravirt-Opsを標準カーネルにバックポートする可能性は十分にあるけど、過去のdistroでこれをやってくれるかというと、別にそういうわけではない*1ので注意。
*1:多分