wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ネットでだまされない方法30―詐欺からお金と家族を守る本(ASIN:4822214982)

つぅことで、レビュー書きました(笑)。


あぶないこととその対策がそこにある

この本のターゲットは、どこにでもいるインターネット利用者という感じである。中を見ると、文字ばかりということはなく、カラー図版やマンガを効果的に配置してあり、普通に雑誌を読んでいる人ならば読みやすいだろう。
内容だが、普通にインターネット上のサイトを閲覧してたり、インターネット経由でモノを売り買いしたり、普通にメールをやりとりしたり、そんな人が「少なくとも一度は遭遇したであろう」あぶないこと(人によっては一度二度どころかすでにたくさんというケースもあるだろう)について、実例をもとに解説し、何が対策になるのか?というのをセットにして書いてある。
それもただ書いてあるわけではなく、オークション詐欺/詐欺メール/出会い系/アダルトサイトというように大きく4つで分けて、それぞれの中で事例と対策を複数(30個)挙げている。
また、性格診断(何にあなたはひっかかるか診断)/元詐欺師の話/被害者の話/弁護士によるQ&Aのコーナーも設けてあり、実用度は高い。

ネット版家庭の医学のような感じで、ネットを使う家庭は一冊は持っておいて損はないだろう。

とりあえず、我が家には1冊ありますw

オタク市場規模

172万人で4110億円か。
一人あたり24万円弱/年という感じ。
市場規模と人数だけでモノを言うと確かにそうだけど、新規参入組がいるとして(多分いるだろうな)どの程度残るかが謎。
こういう話が出てくると、「うちも」というところが出てくるんじゃないかなーと思うわけだけど(このあたりが新規参入組の行動モチベーションになるのかな?)、市場規模がいきなり増えるわけでもなく、結果として限られたパイを食い合うということになったりするわけで。
打ち上げ花火的なマーケティング(要は話題づくり)のためにオタクマーケットをターゲットに入れるのであればまだしも、継続的にこのマーケットでやっていこうとするのであれば、マーケットに対するコミットメントは必須(当然ですわな)。
とりあえず、新規参入を目論んでる人たちは、類似のマーケットがどういう動き(市場への新規参入率と市場規模の拡大率)をしているかをきちんと調査してみることを勧める。

「儲かるから参入」が見え見えだとオタクにソッポを向かれる

書いた通りですw
つぅか、オタク向けに何が出来るのか?というあたり、自分ところの業種とか製品の(オタク向け)SWOT分析くらいはしてみようという感じ。