wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

セキュリティ&プログラミングキャンプ2009の参加者募集開始

今年もやってまいりました。
セキュリティコースも充実しとりますが、昨年度と比較してヤバい度が増したwのは、プログラミングコースでしょう。
…まさかOS関連だけで2つのコースになろうとはw

  • OS自作組
  • 言語組
  • Linux

人数については、セキュリティコースとプログラミングコースをあわせて60名となってますが、募集単位は

  • セキュリティコースは1つ
  • プログラミングコースは組別に募集

となってます。

これは、「手を動かす」ことをメインにしたいという意向を強く押し出し、かつ「参加する人がより充実するように」分野をよりフォーカスしたものにする、というような形で検討を行った結果と思ってください。
昨年、知識/経験レベルがまちまちな17人を相手に、講師とチューターがほとんどへろへろになりながら最後まで走りきったという、ある意味相当きつい思いをした経験と反省が、募集時から現れています。

ここで質問ですが、仮に「プログラミングコース」も、コースとして一括募集を行ったらどうなるでしょう?

セキュリティの場合は、講師のこれまでの経験が活かされるというのもありますが、ある程度の人数調整は効きますし、だいたい参加者のレベルも同じ(但し嗜好は異なりますが)というように見えてます。
しかし、プログラミングコースの3つのコースは、読んでいただくとわかりますが、各組での要求事項が(同じように見えて)だいぶ異なってます。
というか、そもそも言語やりたいという人とOSやりたいという人を同じ評価軸でいっしょくたに選ぶのは相当無理があると思うわけです。そして、OSやるといっても、内容が相当違っているところの人を同じ評価軸で選ぶのも同様に無理があるとも思うわけです。
そして、一括募集して、後で「コース選べ」となった場合、希望人数に偏りが(当然)出てくるでしょう。
プログラミング学習のチュータをやったことある人ならばわかると思いますが、「教える側がすげえ大変」です。個々のスキルレベルに差がある場合には、この大変さに磨きがかかってくるわけです。組ごとの参加人数をある程度見積もってもらい、その人数を超えないように選ぶ必要があるので、こういうようにしてるわけです。受けたい人は無制限に来てもらいたいのが本音ではあるけど、それをやるには制約が山のようにあるので、できる範囲で最大限の効果を出せるように、と思っていただければ幸いです。

裏を返すと「より楽しいことをしてもらいたい」ために「組ごとの募集」を出来るようにして、そのためには「組での実施概要」を詰めて、応募する時点で組の選択をしやすいようにしなければならなかった、と思ってください。