wakatonoの戯れメモ

はてなダイアリーから引っ越してきました。

キャンプはどういう場?そしてどういう人がかつて参加した?

講師やらせていただいたり、実行委員を拝命したりという身として感じていることは、キャンプ自体は触媒というか加速装置のような存在かな、ということ。
重要なのは、「キャンプ自体が何かすごい人材を産み出したり作り出したりする」というわけではない、という点だ。
2009年度日本OSS貢献者賞、授賞式を開催という記事にも、セキュリティ&プログラミングキャンプ2009で何があったか?の様子が少し触れられているが。例えば小崎さんの講演で、以下のような話が出てたりする。


また、若手開発者の発掘/参加という意味では、夏に開催された「セキュリティ&プログラミングキャンプ 2009」の意義は大きいとも述べた。同氏はこのキャンプに講師として携わったが、参加した学生が実際にパッチを開発し、LKMLに投稿まで行った。「中学生ハッカー排出輩出*1したのは日本だけ。これは誇っていいことだと思う」(小崎氏)。

いきなり恐ろしい成果wの紹介をしている。また、奨励賞を受賞した林さんは、記事中で以下のように紹介されている。


現役の高校生でありプログラミング言語「Cyan」を開発し、Rubyの高速化も行った林拓人氏

少し調べればわかることだが、Rubyの高速化のネタは、キャンプに参加したときの成果だったりする。これはこれで恐ろしいwのだが、(中から見て思うのは)こういう人たちばかりというわけではないwということだ。
地道に研鑽を積み重ねて、成果を世の中に出す参加者もいる。例えば、かつてキャンプに参加して、その後講師になった人なんかは、そのパターンにはまった人ともいえるだろう。

成長の速度は人それぞれ。迅速に成果を出したいと思う人もいるだろうし、自分なりのペースをみきわめてじっくり取り組む人もいる。自分のまわりを見て、一念発起する人もいる。
どんなんでもいいのよ。自分で研鑽や成長を止めることをしなければ。

*1:排出しちゃいかんよw