事態を把握するということ

オレがかつて多くを学んだ人の名言があったりする。

• 「事態を把握した」と思った瞬間に全てが見えなくなる

…至言である。
すでに終わったことならばこれでもいいかもしれない。しかしながら、たいていこういう状態になるのは「現在進行形」でものごとが進んでいる場合である。
「事態を把握した」というのは、たいていの場合において「その時点までに発生したこと」を把握したということであり、その先に何が起こるかということまでも含むことはごく稀である（というか、そういうような思考に陥る人が、そういうところまで考えている例は、不幸にしてオレは見たことがない）。

最終的に負けない（勝つとは言わない）思考とは、その時その時の事態を把握しつづけ、その事態においての自分の役割を見出しつづける（場合によっては撤退もあるだろう）ということに他ならないのではないか…

といって、自分がどこまで出来てるかどうかはかなーり疑問ですがね（汗）。